資産

社債発行差金

社債発行差金(しゃさいはっこうさきん)とは、社債を割引発行したときに生じる、
額面総額と発行価格との差額を処理する科目です。
差額は、社債の償還日までの期間に会社が負担するので、前払利息のように資産計上します。


『例 題』

1.社債総額300万円(償還期間5年、額面100円につき95円)を発行し全額払込を受けたときの仕訳

  (借方)当座預金     2,850,000  (貸方) 社債 3.000,000
       社債発行差金   150,000



社債発行費

社債発行費(しゃさいはっこうひ)とは、社債募集のための広告費、
金融機関取扱手数料など社債発行のために直接支出した費用を資産に
計上するための科目です。


『例 題』

1.社債発行にかかる社債券印刷費用、目録見書作成費用20万円を現金で支払ったときの仕訳

  (借方)創立費 200,000  (貸方) 現金 200,000



事業主貸

事業主貸(じぎょうぬしかし)とは、個人で事業を行っている場合に、
その事業の中から事業主へ貸付を行うことを処理する科目です。


『例 題』

1.事業主の健康保険料と国民年金保険料55万円を現金で支払ったときの仕訳

  (借方)事業主貸 550,000  (貸方) 現金 550,000



新株発行費

新株発行費(しんかぶはっこうひ)とは、株式募集のための広告費、
金融機関の取扱手数料、株券印刷費など新株発行のため直接支出した費用を
資産計上するための科目です。


『例 題』

1.増資のため新株発行費用として株式募集広告を現金で50万円支払ったときの仕訳

  (借方)創立費 500,000  (貸方) 現金 500,000



試験研究費

試験研究費(しけんけんきゅうひ)とは、新製品新技術の研究のために
特別に支出した費用のことです。


『例 題』

1.新製品開発のため研究費用を150万円を現金で支払ったときの仕訳

  (借方)試験研究費 1.500,000  (貸方) 現金 1.500,000



開発費

開発費(かいはつひ)とは、新技術または新経営組織の採用、資源の開発、市場の開拓等の
ために支出した費用などのことです。


『例 題』

1.新市場開拓のために市場調査背費用を現金で200万円支払ったときの仕訳

  (借方)創立費 2.000,000  (貸方) 現金 2.000,000



開業費

開業費(かいぎょうひ)とは、会社設立もしくは個人事業準備から営業を開始するまでの間に
開業準備として特別に要した費用で、繰延資産として処理します。

『例 題』

1.会社を設立し開業準備として広告宣伝費など50万円を現金で支払ったときの仕訳

  (借方)開業費 500,000  (貸方) 現金 500,000



創立費

創立費(そうりつひ)とは、会社を設立するために要した諸費用のことで、創立費の
支出効果は、会社が存続している期間において続くものと考えられるため繰延資産計上
します。


『例 題』

1.会社を設立し司法書士に登記手数料や定款作成料や登録免許税などの
  各種書類作成費用100万円を現金で支払ったときの仕訳

  (借方)創立費 1.000,000  (貸方) 現金 1.000,000



保険積立金

保険積立金(ほけんつみたてきん)とは、満期返戻金のある養老保険等を契約し
会社が受取人の場合は、支払う保険料のうち積立を要する部分のことです。
これは満期になれば返金されることから貯蓄性があるため費用ではなく
資産として積み立てることになります。


『例 題』

1.10年契約で満期返戻金のある火災保険を契約し1年分の保険料10万円を現金で
   支払ったときの仕訳

  (借方)保険積立金 100,000  (貸方) 現金 100,000



資産

資産(しさん)とは、貸借対照表の左側(借方)に計上され次
の3種類に分類される。


流動資産・・・・・通常1年以内に現金化、費用化ができる資産のこと。
固定資産・・・・・1年以上継続的に営業のように供することを目的とする財産のこと。
繰延資産・・・・・ある営業年度の特定の支出をその年度だけの費用としないで、
          貸借対照表上の資産の部に計上してその後数年度にわたって
       分割して償却することが認められている資産のこと。



特許権

特許権(とっきょけん)とは、特許法にもとづき登録することにより発明したものを
一定期間、独占的に利用できる権利のことです。

『例 題』

1.研究開発により特許権を取得し出願料や登録料などの取得費用200万円を
  現金で支払ったときの仕訳
  

  (借方)特許権 2,000,000  (貸方) 現金 2,000,000
     



電話加入権

電話加入権(でんわかにゅうけん)とは、日本電信電話株式会社(NTT)との間で
契約を結んで通信サービスを受ける権利のことです。施設設置負担金といいます。


電話加入権は非減価償却資産であるため減価償却は行いません。

『例 題』

1.NTTに電話加入の申込を行い、加入料3万7,800円を現金で支払ったときの仕訳
  

  (借方)電話加入権 37,800  (貸方) 現金 37,800
     



ソフトウエア

ソフトウエアとは、コンピュータに一定の仕事を行わせるための
プログラムのことです。

『例 題』

1.ソフトウエアの開発を業者に委託し、開発費用300万円を小切手で
  支払ったときの仕訳
  

  (借方)ソフトウエア 3,000,000  (貸方) 当座預金 3,000,000
     



投資有価証券

投資有価証券(とうしゆうかしょうけん)とは、保有しているすべての株式や公社債、
投資信託受益証券などのことです。ただし、子会社株式は除きます。


『例 題』

1.上場会社の株式千株を1株200円で購入し買入手数料1万円を
  現金で支払ったときの仕訳
  

  (借方)投資有価証券 210,000  (貸方) 現金 210,000
     



出資金

出資金(しゅっしきん)とは、合名会社や合資会社などの株式会社以外の
会社への拠出金のことです。


『例 題』

1.取引先の合資会社に出資を行い、出資金50万円を普通預金から振込したときの仕訳
  

  (借方)出資金 500,000  (貸方) 普通預金 500,000
     



長期貸付金

長期貸付金(ちょうきかしつけきん)とは、貸付金のうち期末の翌日から
1年を超えて返済を受ける貸付金のことです。

貸付金や借入金の短期・長期の区分は、期末日の翌日から1年を超えるかどうかの
基準で行います。(ワン・イヤー・ルール)


『例 題』

1.従業員に対して返済期間5年の約束で現金200万円を貸付けたときの仕訳
  

   (借方) 長期貸付金 2,000,000  (貸方) 現金 2,000,000
     



破産債権等

破産債権等(はさんさいけんとう)とは、売掛金や受取手形などの
売上債権のうち、会社の破産による清算や更生開始手続により回収が
困難となった債権のことです。


通常は、回収するまでに1年以上かかりますので、長期債権としての処理になります。


『例 題』

1.取引先であるB社が倒産し、会社更生法による更生手続開始の申し出があった。
  なお、B社に対しては売掛金50万円が残っているたときの仕訳
  

  (借方)破産債権等 500,000  (貸方) 売掛金 500,000
     



差入保証金

差入保証金(さしいれほしょうきん)とは、建物などを借りるときに支払う敷金や保証金など
取引を行うにあたり担保として差入れる営業保証金などのことです。

敷金のうち、契約満了時に返還されない部分がある場合は、権利金とします。

『例 題』

1.5年契約で事務所用に賃借し、保証金100万円を小切手で支払った。
  なお、退去時には保証金より10万円が差引かれることになっているときの仕訳
  
 

  (借方)差入保証金 900,000  (貸方) 当座預金 1,000,000
      権利金   100,000



立替金

立替金(たてかえきん)とは、役員や従業員または取引先や
関連会社などに対する一時的な立替払いを処理する勘定科目のことです。


『例 題』

1.社員旅行費100万円を小切手で支払い、そのうち個人負担分30万円を
  立替金で処理したときの仕訳


  (借方)福利厚生費 700,000  (貸方) 当座預金 1,000,000
  立替金   300,000


2.上記立替分30万円を社員から回収したときの仕訳

  (借方)現金 300,000  (貸方) 立替金   300,000



借地権

借地権(しゃくちけん)とは、建物の所有を目的とする地上権や賃借権のことです。
他人の土地を借りて建物を建てたりして利用させてもらう権利のことです。


『例 題』

1.Eさん所有の土地を賃借する契約を結び、権利金100万円を小切手で
  支払ったときの仕訳
  

  (借方)権利金 1,000,000  (貸方) 当座預金 1,000,000
     



長期前払費用

長期前払費用(ちょうきまえばらいひよう)とは、前払いで支払った費用のうち、
期末日の翌日から1年を超える費用ことです。

『例 題』

1.5年契約の火災保険料100万円を小切手で支払ったときの仕訳
  

  (借方)長期前払費用 800,000  (貸方) 当座預金 1,000,000
      前払費用   200,000



営業権

営業権(えいぎょうけん)とは、企業が長年の経営活動の中で培った
伝統や信用などの無形企業価値のことです。

営業権は暖簾(のれん)ともいわれ、会社が経営を行うにあたって有利な立場で
取引が行えるような付加価値を生み出す権利ともいえます。


営業権は、自社で評価して自社で資産計上することはできません。
あくまでも他社のものを合併、買収、営業譲渡で有償取得する場合のみ計上できます。


『例 題』

1.F社を買収し、代金1千万円を小切手で支払ったときの仕訳
  
  (借方)営業権 10,000,000  (貸方)当座預金 10,000,000




建設仮勘定

建設仮勘定(けんせつかりかんじょう)とは、未完成の有形固定資産について
完成までの諸費用を計上しておくために一時的に処理する勘定です。

『例 題』

1.建設中の倉庫が3千万円が完成し、小切手で支払い
引渡しを受けたときの仕訳
  
  (借方)建物 30,000,000  (貸方) 当座預金  20,000,000
                  建設仮勘定 10,000,000

  



減価償却累計額

減価償却累計額(げんかしょうきゃくるいけいがく)とは、
減価償却資産の控除科目として減価償却費を蓄積させていくための勘定科目です。


『例 題』

1.決算につき当期の減価償却費として建物について20万円を計上したときの仕訳
  

  (借方)減価償却費 200,000  (貸方) 減価償却累計額 200,000



土地

土地(とち)とは、事業目的のために使用される敷地です。
建物のような有形固定資産と違って、減価償却をしないのは、時の経過により価値が
減少するものではないと考えられるためです。


土地を購入したときの取得価格には、造成費用や整地費用、仲介手数料の他
土地の上に建っている建物の価格(後に取り壊す場合)と取り壊し費用も含まれます。


『例 題』

1.自社ビル用の土地を2千万円で購入し、仲介手数料60万円と合わせて
小切手で支払ったときの仕訳
  

  (借方) 土地 20,600,000  (貸方) 当座預金 20,600,000



工具器具備品

工具器具備品(こうぐきぐびひん)とは、パソコン、コピー機、
電話設備などでそれ自身では製品を製造できるわけではないもので業務遂行上
必要とされる道具のことです。

『例 題』

1.業務用の複写機80万円を購入し代金は小切手で支払ったときの仕訳
  

  (借方)工具器具備品 800,000  (貸方) 当座預金 800,000



工具器具備品

工具器具備品(こうぐきぐびひん)とは、パソコン、コピー機、
電話設備などでそれ自身では製品を製造できるわけではないもので業務遂行上
必要とされる道具のことです。

『例 題』

1.業務用の複写機80万円を購入し代金は小切手で支払ったときの仕訳
  

  (借方)工具器具備品 800,000  (貸方) 当座預金 800,000



車両運搬具

車両運搬具(しゃりょううんぱんぐ)とは、乗用車やトラックなどで
事業のために人やものを運ぶ車両のことです。


『例 題』

1.営業車用の車両150万円を購入し、代金は月末に支払うことにしたときの仕訳
  

  (借方)車両運搬具 1,500,000  (貸方) 未払金 1,500,000



機械装置

機械装置(きかいそうち)とは、ベルコトンベアやブルドーザーや機械式駐車場設備など動力によって行う装置です。

機械メーカーが販売目的のために造った機械装置は、固定資産の機械装置ではなく棚卸資産に該当します。


『例 題』

1.作業用のブルドーザー50万円を購入し小切手で支払ったときの仕訳
  

  (借方)現金 500,000  (貸方)普通預金 500,000



構築物

構築物(こうちくぶつ)とは、工場の煙突や焼却炉や庭園などの
土地の上に固定した建物以外の建造物です。


『例 題』

1.工場のまわりにブロック塀を設置し代金百万円を普通預金から支払ったときの仕訳
  

  (借方) 構築物 1,000,000  (貸方) 普通預金 1,000,000




建物附属設備

建物附属設備(たてものふぞくせつび)とは、エレベーター設備や
自動ドアなどの建物と一体となって機能する設備です。


『例 題』

1.ビルの自動ドアを取り替えたところ、古い自動ドアの撤去費用を含めた代金は3百万円で、
支払は月末にすることにしたときの仕訳
  

  (借方)建物附属設備 3,000,000  (貸方) 未払金 3,000,000



建物

建物(たてもの)とは、ビルや事業所、倉庫、店舗など土地の上の
建設物で事業に使われている自社所有のものです。

借りている建物では、処理できませんが、所有して自己使用しているもの、
あるいは所有して貸しているものは建物で処理します。

また、建設業者が販売目的のために造った建物は、固定資産ではなく棚卸資産に該当します。


『例 題』

1.事業所用の建物を購入し代金1千万円を小切手で支払ったときの仕訳
  

  (借方)建物 10,000,000  (貸方) 当座預金 10,000,000



仮払消費税

仮払消費税(かりばらいしょうひぜい)とは、経費の計上や固定資産の
購入のときにかかってくる消費税を処理するための勘定科目です。

※消費税の処理方法には、税込処理と税抜処理があり、税抜処理を採用している場合に
仮払消費税で処理しま洲。どちらを使用してもかまいませんが、消費税を納める義務のない
事業者や会社(免税業者)は税込処理を使用します。


『例 題』

1.文房具屋でノートなどの文房具を購入し3,675円現金で支払ったときの仕訳

  (借方) 消耗品費   3,500  (貸方) 現金 3,675
      仮払消費税   175



仮払金

仮払金(かりばらいきん)とは、使用用途や金額が確定していないものに対して
一時的に概算で支払ったときに使用します。


『例 題』

1.取引先を接待するために仮払金3万円を現金で支払ったときの仕訳

  (借方) 仮払金 30,000  (貸方) 現金 30,000


2.翌日、領収書と現金5千円を引き換えに精算したときの仕訳

  (借方) 現金      5,000  (貸方) 仮払金 30,000
      接待交際費 25,000



未収収益

未収収益(みしゅうしゅうえき)とは、継続的なサービスについて、
ある一定時点ですでにサービスの提供は行ったけれども、まだその代金をもらっていない
場合の対価のことです。


※売掛金、未収入金、未収収益それぞれの違い

売掛金(うりかけきん)は、通常の営業活動における未回収金。商品や製品、サービスの販売代金

未収入金(みしゅうにゅうきん)は、通常の営業活動以外の未回収金。
固定資産や有価証券などの売却代金

未収収益(みしゅうしゅうえき)は、営業外収益で時間の経過に伴って発生する未収金。
受取期日が到来していない利息など。


『例 題』

1.決算につき期日の到来していない受取利息1万円を資産に計上したときの仕訳

  (借方)未収収益 10,000  (貸方) 受取利息 10,000

2.翌期首に振替処理をおこなったときの仕訳

  (借方)受取利息 10,000  (貸方) 未収収益 10,000



未収入金(未収金)

未収入金(みしゅうにゅうきん)とは、通常の事業以外の固定資産や
有価証券の売却などの取引から発生した未収債権のことです。


『例 題』

1.取得価格30万円、減価償却累計額12万円のコピー機を20万円で売却し、
  代金は後日、振込してもらうことにしたときの仕訳

  (借方) 未収入金     200,000   (貸方) 什器備品     300,000
      減価償却累計額  120,000      固定資産売却益  20,000


2.上記の代金20万円が普通預金に振込まれたときの仕訳

  (借方) 普通預金 200,000  (貸方)未 収入金 200,000



短期貸付金

短期貸付金(たんきかしつけきん)とは、役員や従業員または
取引先や関連会社などに対する貸付金のうち決算日の翌日から1年以内に
返済される予定で貸し付けた金銭のことです。

※短期貸付金の中で返済条件が変更になって、決算日の翌日から1年以内に
返済されなくなった場合は長期貸付金に振替えます。


『例 題』

1.従業員に対して現金10万円を貸し付けたときの仕訳

  (借方)貸付金 100,000  (貸方) 現金 100,000

2.上記貸付金の返済を利息千円とともに受取ったときの仕訳

  (借方)現金 101,000  (貸方) 貸付金 100,000
                       受取利息   1,000




前渡金

前渡金(まえわたしきん)とは、商品や原材料等の棚卸資産や製品の
外注加工などの代金を前もって支払った前払金を処理するための勘定科目です。


※前渡金は、仕入などの代金の前払いであることから、買掛金と合わせて管理し、買掛金台帳や
買掛金勘定の摘要欄等に前渡金の有無について記入しておくと便利です。


『例 題』

1.商品購入代金の一部として10万円を前払いしたときの仕訳


  (借方)前渡金 100,000  (貸方) 現金 100,000


2.上記商品50万円を仕入れたときの仕訳

  (借方)仕入 500,000  (貸方) 買掛金 400,000
                     前渡金 100,000



前払費用

前払費用(まえばらいひよう)とは、継続的なサービスを受ける場合に、ある一定時点で
まだ、サービスの提供を受けていないにも係らず、すでに代金を支払っている場合の対価で、
例えば駐車場を月極めで借りている場合は、翌月分を前月の末日までに支払うことがこれに
あたります。

『例 題』

1.月極めで契約している駐車場の来月分の代金3万円を現金で支払ったときの仕訳

  (借方)前払費用 30,000  (貸方) 現金 30,000

2.翌月に振替処理を行ったときの仕訳

  (借方)賃借料 30,000  (貸方) 前払費用 30,000



貯蔵品

貯蔵品(ちょぞうひん)とは、事務用品や消耗品などのうちまだ
使用していないもをいいます。
例えば、ノート、ペン、コピー用紙などの事務用品や未使用の切手、
未使用の収入印紙などが当てはまります。


『例 題』

1.決算のため未使用分の事務用品3万円を資産に計上したときの仕訳

  (借方)貯蔵品 30,000  (貸方) 消耗品費 30,000
                     

2.新年度の開始にあたって、前期末の貯蔵品在庫を費用に振替えたときの仕訳

  (借方)消耗品費 30,000  (貸方) 貯蔵品 30,000



原材料

原材料(げんざいりょう)とは、物(製品など)を製造するための元になる物です。
原材料は原料と材料を組み合わせた言葉である。両者とも似たような言葉ではありますが、
違いとしては原料は通常、物(製品など)が完成したときに原型をとどめていない物のことです。


『例 題』

1.決算のため、在庫表の期末原材料在庫5万円を資産に計上したときの仕訳

  (借方)原材料 50,000  (貸方) 期末材料棚卸高 50,000



仕掛品

仕掛品(しかかりひん)とは、製造工程途中にある未完成の製品のことです。
原材料をいくらかでも加工してあれば仕掛品として認識されます。
半製品とは異なり、それ自身での販売や、交換価値を見込めないものです。


『例 題』

1.決算のため、在庫表の期末仕掛品在庫10万円を資産に計上したときの仕訳

  (借方)仕掛品 100,000  (貸方) 期末仕掛品棚卸残高 100,000



製品

製品(せいひん)とは、販売することを目的に、自社で製造加工した物品などをさします。


『例 題』

1.期末に製品在庫10万円を計上したときのの仕訳
  

  (借方)製品 100,000  (貸方)期末製品棚卸高 100,000




商品

商品(しょうひん)とは、加工することなくそのまま販売することを目的に
外部から仕入れた物品をさします。


『例 題』

1.期末に商品在庫を20万円計上したときの仕訳
  
  (借方)商品 200,000  (貸方)期末商品棚卸高 200,000




有価証券

有価証券(ゆうかしょうけん)とは、株券、社債券、国債証券、出資証券、
信託受益証券などのうち、とくに短期間の売買を繰り返すもの、および1年以内に
満期の到来する債権をいいます。


『例 題』

1.短期的な売買目的で上場企業の株式を50万円購入し、手数料1万円とともに
  小切手で支払ったときの仕訳
  

  (借方)有価証券 510,000  (貸方)当座預金 510,000




貸倒引当金

貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)とは、売掛金などが
回収不能になった場合に備えて、損失額をあらかじめ見積もって
早めに費用として処理しておこうといった趣旨から計上する資産のマイナス勘定です。


『例 題』

1.期末において貸倒引当金30万円を計上したときの仕訳
  

  (借方)貸倒引当金繰入 300,000  (貸方)貸倒引当金 300,000



売掛金

売掛金(うりかけきん)とは、掛け取引(代金後払い)によって商品を
販売した場合に代金を受領する権利(債権)のことです。
本来、このような債権を総称して売上債権といいますが、
当該債権について手形を保有している場合には受取手形、
そうでない場合には売掛金として区別されています。


『例 題』

1.商品15万円分を掛け取引で販売したときの仕訳
 
  (借方)売掛金 150,000  (貸方)売上 150,000



受取手形

受取手形(うけとりてがた)とは、通常の売上や売掛金に対して
受取った約束手形や為替手形のことです。

『約束手形』とは、手形の振出人(手形を発行する人)が名宛人である受取人に対して
一定の期日に一定の金額を支払うことを約束した証券です。
商品を購入した人が、商品を売った人に対して、
代金を指定期日に支払うことを約束するために振出す手形のことです。


『為替手形』とは、振出人が名宛人に対して、一定の期日に一定の金額を指図人に
支払うように委託した証券のことです。

   Aさん    →   Bさん  
       商品を売った  
   
   Aさん    ←   Cさん  
       商品を買った  
  
   この場合本来なら、Aさんは、Bさんから商品代金を受け取り
   Cさんに商品代金を支払うのですが、

   Aさん(振出人)が、Bさん(名宛人)に対して為替手形を振出すことにより、
   Bさん(名宛人)からCさん(指図人)に一定の期日に一定の金額を
   支払ってもらうことを可能にできるものです。

  
   『例 題』

  1.商品代金10万円を約束手形で受取ったときの仕訳
  

   (借方)受取手形 100,000  (貸方)売上 100,000 




定期積金

定期積金(ていきつみきん)とは、顧客が6ヶ月から5年までの一定の期間、
月毎に掛金を払込み、満期日に掛金に給付補てん金(利息)を
加えた給付金が支払われるしくみです。

1回の預入が1件1件独立した定期預金となる積立預金や積立定期預金とは、
制度上異なります。


『例 題』

1.現金5万円を当月の掛け金として定期積金に預入れたときの仕訳
  (現金が減少して、定期積金が増加する)

  (借方)定期積金 100,000  (貸方)現金 100,000



定期預金

定期預金(ていきよきん)とは、満期日または据置期間を設定し、満期日まで、
または据置期間中の払戻をしない条件で一定の金額を預け入れる預金です。
決済や手元資金管理の基本である普通預金に対し、
貯蓄や中期運用の基本となる預金商品です。


『例 題』

1.普通預金から10万円を定期預金に振替たときの仕訳
  (普通預金が減少して、現金が増加する)

  (借方)定期預金 100,000  (貸方)普通預金 100,000



通知預金

通知預金(つうちよきん)とは、一定の短期間据え置き、あとは数日前に
通知していつでも払い戻すことができる預金です。
普通預金よりも金利が高めに設定されています。

※普通預金に比べて金利が多少高くなっていますので、
短期間で余裕のある資金を運用するときに便利です。


『例 題』

1.普通預金から通知預金に30万円振替たときの仕訳
  (普通預金が減少して、通知預金が増加する)

  (借方)通知預金 300,000  (貸方)普通預金 300,000




普通預金

普通預金(ふつうよきん)とは、自由に預入、払戻ができる預金口座で、
銀行取引の基本となる預金商品です。

毎日の最終残高に対し利息がつき、6ヶ月毎に支払われますが、自由に預入、
払戻ができる流動性、また自動振替や受取りなどの各種決済を取扱うため
定期性の預金に比べ低い利率となっています。


『例 題』

1.現金10万円を普通預金に預入したときの仕訳
  (現金が減少して、普通預金が増加する)

  (借方)普通預金 100,000  (貸方)現金 100,000

2.電話代1万5千円が普通預金から引き落としされたときの仕訳
  (普通預金が減少して、通信費が増加する)

  (借方)通信費 15,000  (貸方)普通預金 15,000




当座預金

当座預金(とうざよきん)とは、銀行当座契約による預金で、
小切手や手形支払のために開設する無利息の預金です。

※当座預金は、無利息であるため、小切手や手形決済以外の目的では
あまり利用されることはありません。

『例 題』

1.現金20万円を当座預金に預入たときの仕訳
  (現金が減少して、当座預金が増加する)

  (借方)当座預金 200,000  (貸方)現金 200,000

2.仕入代金50万円を小切手を振出して支払ったときの仕訳
  (現金が減少して、仕入れが増加する)

  (借方)仕入 500,000  (貸方)当座預金 500,000




通貨代用証券

通貨代用証券(つうかだいようしょうけん)は、容易に現金に換金できるものとして
あつかわれるため勘定科目は、『現金』になります。

通貨代用証券とは、他社振出小切手、外国通貨、トラベラーズチェック、仮払領収書、公社債利札、
送金小切手、送金為替手形、配当金領収書、預金手形、郵便為替証書などがあげられます。

『例 題』

1.A商店は商品売上代金1万円をB商店振出の小切手で受取ったときの仕訳
  (他社振出の小切手のため現金が増加する)

  (借方)現金 10,000  (貸方)売上 10,000



現金

現金(げんきん)には、通貨である紙幣、硬貨のほかに受け取った小切手のように銀行などで
容易に換金できる通貨代用証券などが含まれます。

『例 題』

1.普通預金の口座から現金10万円を引き出したときの仕訳
  (普通預金が減少して、現金が増加する)

  (借方)現金 100,000  (貸方)普通預金 100,000

2.郵便局で速達代290円支払ったときの仕訳
  (現金が減少して、通信費が増加する)

  (借方)通信費 290  (貸方)現金 290