費用
雑費
雑費(ざっぴ)とは、販売費や一般管理費のうち、少額で特に新しい科目を
設定するほど頻繁にでてくることがない場合、そのような項目をまとめて
計上する科目です。
『例 題』
1.廃棄物処理代として1万円を業者に現金で支払ったときの仕訳
(借方)雑費 10,000 (貸方) 現金 10,000
諸会費
諸会費(しょかいひ)とは、会社の業務に関連する同業者団体や組合、
協会、商工会議所などの会費を計上する科目です。
『例 題』
1.商工会議所の年会費3万円を現金で支払ったときの仕訳
(借方)諸会費 30,000 (貸方) 現金 30,000
減価償却費
減価償却費(げんかしょうきゃくひ)とは、建物や車両などの固定資産の毎期の価値の
減少額を費用として計上する科目です。
『例 題』
1.決算のため建物の減価償却費12万円を間接法で計上したときの仕訳
(借方)減価償却費 120,000 (貸方) 減価償却累計額 120,000
賃借料
賃借料(ちんしゃくりょう)とは、土地や建物以外の機械や車両、事務機器などの
動産の使用料を計上する科目です。
『例 題』
1.複合機のリース料3万円が普通預金口座より引落になったときの仕訳
(借方)賃借料 30,000 (貸方) 普通預金 30,000
支払保険料
支払保険料(しはらいほけんりょう)とは、生命保険や損害保険の保険料を
支払う時に計上する科目です。
※生命保険は人の生命を対象にした保険で、損害保険は事故やケガなどによる
損害を対象にした保険です。
『例 題』
1.社屋の火災保険料1年分30万円小切手で支払ったときの仕訳
(借方)保険料 300,000 (貸方) 当座預金 300,000
寄付金
寄付金(きふきん)とは、見返りを期待しない金銭や物品などの贈与のことで、
営業上必要性があまり認められないため税法上は損金として認められる範囲に
限度額があります。
※寄付金は、実際に支払を伴って初めて寄付行為となりますので
未払計上は、認められていません。
寄付金は、税法上4つの区分に分けられており、この区分によって
損金として認められる限度額が違います。
『例 題』
1.日本赤十字社に義援金5万円を現金で支払ったときの仕訳
(借方)寄付金 50,000 (貸方) 現金 50,000
支払手数料
支払手数料(しはらいてすうりょう)とは、銀行の振込手数料や
社会保険労務士や税理士などに支払う報酬を計上する科目です。
※社会保険労務士や税理士などの個人の専門家に支払う報酬に関しては
源泉所得税を徴収する必要があります。
『例 題』
1.顧問契約も結んでいる税理士に月額報酬10万円を源泉所得税を差引いて
普通預金から支払ったときの仕訳
(借方)支払手数料 100,000 (貸方) 普通預金 90,000
預り金 10,000
源泉所得税は、1回の支払金額が100万円以下のため
1回の支払額の10%を徴収します。
租税公課
租税公課(そぜいこうか)とは、固定資産税や収入印紙などの支払のときに
計上する科目です。
(公租公課 こうそこうか)とも言います。
『例 題』
1.固定資産税50万円を小切手で支払ったときの仕訳
(借方)租税公課 500,000 (貸方) 当座預金 500,000
新聞図書費
新聞図書費(しんぶんとしょひ)とは、新聞や書籍などを購入したときに
計上する科目です。
『例 題』
1.会社の業務必要な書籍5千円を現金購入したときの仕訳
(借方)新聞図書費 5,000 (貸方) 現金 5,000
消耗品費
消耗品費(しょうもうひんひ)とは、事務用品や少額の器具備品類を
計上する科目です。
事務用品費と消耗品費に分けてもかまいません。
『例 題』
1.コピー用紙やファイルなど3千円を現金で購入したときの仕訳
(借方)消耗品費 3,000 (貸方) 現金 3,000
水道光熱費
水道光熱費(すいどうこうねつひ)とは、電気、水道、ガスなどの料金のことです。
『例 題』
1.電気代3万円が普通預金口座から引落されたときの仕訳
(借方)水道光熱費 30,000 (貸方) 普通預金 30,000
会議費
会議費(かいぎひ)とは、会社の業務に関しての打合せにかかる会場代、
食事代などを計上する科目です。
『例 題』
1.会議を行うにあたって弁当代2万円を現金で支払ったときの仕訳
(借方)会議費 20,000 (貸方) 現金 20,000
通信費
通信費(つうしんひ)とは、電話や郵便など通信に要した費用を
計上する科目です。
『例 題』
1.電話代1万円が普通預金口座から引落されたときの仕訳
(借方)通信費 10,000 (貸方)普通預金 10,000
荷造運送費
荷造運送費(にづくりうんそうひ)とは、商品や製品の出荷にかかる
運搬や配送費用を計上する科目です。
『例 題』
1.得意先に商品を売上げ、その配送費5万円は月末払いとしたときの仕訳
(借方)荷造運送費 50,000 (貸方)普通預金 50,000
法定福利費
法定福利費(ほうていふくりひ)とは、健康保険料、厚生年金保険料、
介護保険料、労働保険料などの社会保険料のうち、
会社が負担するべき保険料を計上する科目です。
『例 題』
1.社会保険料(会社負担分60万円、従業員負担分60万円)が普通預金から口座振替で引落になったときの仕訳
(借方)法定福利費 600,000 (貸方) 普通預金 1,200,000
預り金 600,000
地代家賃
地代家賃(ちだいやちん)とは、土地や建物の賃借料を計上する科目です。
『例 題』
1.来月分の家賃20万円を現金で支払ったときの仕訳
(借方)前払費用 200,000 (貸方) 現金 200,000
来月分の家賃の先払いなので、前払費用に計上します
2.翌月になり、先月前払費用に計上していた家賃を振替ました
(借方)地代家賃 200,000 (貸方) 前払費用 200,000
福利厚生費
福利厚生費(ふくりこうせいひ)とは、従業員や役員の健康、慰安などに
要した費用を計上する科目です。
※特定の個人のみに支給した場合には、個人への給与とみなされます。
また、同じ慰安旅行や祝い金でも取引先に対する場合は、交際費となります。
『例 題』
1.社員の慰安旅行代金として50万円を普通預金から支払ったときの仕訳
(借方)福利厚生費 500,000 (貸方) 普通預金 500,000
広告宣伝費
広告宣伝費(こうこくせんでんひ)とは、一般のひとたちを対象に、
商品や製品または会社のイメージを売り込むためにかける費用を処理する科目です。
『例 題』
1.新年に向けて、カレンダーを作成し代金50万円を普通預金から支払ったときの仕訳
(借方)広告宣伝費 500,000 (貸方) 普通預金 500,000
旅費交通費
旅費交通費(りょひこうつうひ)とは、通勤や業務上の移動に伴う交通機関の
利用料や出張に伴う諸経費を処理する科目です。
※通勤にかかる交通費については、給与勘定や通勤手当勘定で処理する場合も
ありどちらでも問題はありません。
会社においては、旅費規程を作成しておくことが望ましいです。
『例 題』
1.出張時の費用として交通費3万円、宿泊費1万円を現金で支払ったときの仕訳
(借方)旅費交通費 40,000 (貸方) 現金 40,000
退職金
退職金(たいしょくきん)とは、役員または、退職に伴って会社から支払われる慰労金を
あらわす科目です。
『例 題』
1.勤続年数35年の社員の退職に伴って、退職金500万円を普通預金から
支給し、源泉所得税は控除の範囲内であるため発生していないときの仕訳
(借方)退職金 5,000,000 (貸方) 普通預金 5,000,000
賞与
賞与(しょうよ)とは、給与以外の定期的、臨時的に支払われる一時金を
処理する科目です。
『例 題』
1.従業員に夏期賞与を300万円を支払い、その際、源泉所得税25万円、社会保険料
20万円を差引いて支給したときの仕訳
(借方)賞与 3,000,000 (貸方) 普通預金 2,550,000
預り金 450,000
雑給
雑給(ざっきゅう)とは、臨時雇用者に対して給与を支払ったときにしようする科目です。
臨時雇用者とは、パートやアルバイトのひとたちのことです。臨時雇用者の給与を正社員の
給与を区別する為の科目ですので、給料勘定で処理しても問題はありません。
『例 題』
1.アルバイト、パートに今月分の給与30万円を普通預金より支払、その際
源泉所得税2万円を差引いて支給したときの仕訳
(借方)雑給 300,000 (貸方) 普通預金 280,000
預り金 20,000
給料
給料(きゅりょう)とは、従業員に支払われる給与や賃金などを支給したときに使用する
科目です。
『例 題』
1.従業員に今月分の給与50万円を普通預金から支払い、その際、源泉税3万円、
社会保険料5万円、住民2万円を差引いて支給したときの仕訳
(借方)給料 500,000 (貸方) 普通預金 400,000
預り金 100,000
役員報酬
役員報酬(やくいんほうしゅう)とは、会社の役員に支払う給与のうち、賞与や退職金以外のもので
あらかじめ定められた支給基準に基づいて定期的に支払われるものに対して使用する科目です。
『例 題』
1.今月の役員報酬として100万円を源泉税等10万円を差引いて
現金で支給したときの仕訳
(借方)役員報酬 1,000,000 (貸方) 現金 900,000
預り金 100,000
接待費
接待費(せったいひ)とは、営業活動を円滑に行うために得意先や仕入先などに
対して行う接待や贈答にかかる費用を処理する科目です。
『例 題』
1.取引先への贈答品5千円を現金で購入したときの仕訳
(借方)交際費 5,000 (貸方) 現金 5,000
仕入
仕入(しいれ)とは、販売するための商品を購入することで、卸売業や小売業のように
物品を購入して販売するような業種において使用する科目です。
『例 題』
1.商品Aを50万円仕入最近は掛けとしたときの仕訳
(借方)仕入 500,000 (貸方) 買掛金 500,000
費用
費用(ひよう)とは、経済的価値の減少のことをいう。
逆に、収益とは経済的価値の増加のことです。損益計算書において、
収益から費用を差し引いた額を利益(マイナスの場合は損失)といいます。
通常、費用は金銭の支出を伴うため、金銭の支出と同時に計上されます。
しかし、減価償却費のように金銭の支出を伴わない費用もあります。
このため、損益計算書によって示される利益とキャッシュ・フロー計算書によって示される
現金収支は一致しません。
勘定科目としては、売上原価の仕入や接待交際費や
消耗品費などの販売費および一般管理費などがあります。