負債
長期借入金
長期借入金(ちょうきかれいれきん)とは、銀行や取引先、
役員などからの借入金のうち返済期間が1年以上の借入金のことです。
『例 題』
1.銀行から3千万円を4年返済で借入、普通預金に入金したときの仕訳
(借方)普通預金 30,000,000 (貸方) 長期借入金 30,000,000
社債
社債(しゃさい)とは、株式会社が資金調達のために広く外部に債券を発行し、
その変わりに資金の提供を受け、一定条件に基づいて利息の支払や元本の返済を
行う債務のことです。
『例 題』
1.事業資金として社債5千万円を発行し、普通預金に預け入れたときの仕訳
(額面による平価発行、利息は後払い契約)
(借方) 普通預金 50,000,000 (貸方) 社債 50,000,000
退職給付引当金
退職給付引当金(たいしょくきゅうふひきあてきん)とは、従業員の将来の
退職金支給に備えて会社が前もって少しずつ費用として積立てていく負債項目です。
『例 題』
1.決算のため従業員の将来の退職金支払に備え、引当金100万円を計上したときの仕
(借方)退職給付引当金繰入 1,000,000 (貸方) 退職給付引当金 1,000,000
賞与引当金
賞与引当金(しょうよひきあてきん)とは、夏と冬の賞与の支給を早めに見積もり、
費用計上しておけば支払日に一度に費用計上を行うことによるインパクトを少なくします。
毎期ごとの期間損益を適正にあらわすことができるようになります。
『例 題』
1 5月決算にあたり、7月支給予定のボーナス総額600万円
(支給対象期間1月から6月までの)のうち、今期にかかる5ヶ月分を
引当金計上したときの仕訳
(借方)賞与引当金繰入額 1,000,000 (貸方) 賞与引当金 1,000,000
事業主借
事業主借(じぎょうぬしかり)とは、個人で事業をおこなっている場合に、
事業主から借入たときに処理する科目です。
『例 題』
1.資金不足のため事業主から50万円を現金で借り入れたときの仕訳
(借方)現金 500,000 (貸方) 事業主借 500,000
未払消費税
未払消費税(みばらいしょうひぜい)とは、仮受消費税と仮払消費税の差額、
つまり受取った消費税額から支払った消費税額を差引いた残りの預り消費税のうち、
まだ支払が済んでいないもののことです。
『例 題』
1.月末に仮払消費税80万円と仮受消費税100万円を相殺し、
差額を未払いに計上したときの仕訳
(借方)仮受消費税 1,000,000 (貸方) 仮払消費税 800,000
未払消費税 200,000
未払費用
未払費用(みばらいひよう)は、継続してサービスを受ける場合に、
ある時点で受けたサービスに対して、まだ代金を支払っていないものです。
『例 題』
1.決算のため銀行からの借入金に対する、期末までの利息10万円を計上したときの仕訳
(借方)支払利息 100,000 (貸方) 未払費用 100,000
前受収益
前受収益(まえうけしゅうえき)とは、オフィスビルの家賃等
継続してサービスを提供する場合に、ある時点でまだサービスを行っていないために
受取っている代金を処理する科目です。
『例 題』
1.賃貸ビルのテナントから来月分の家賃80万円が普通預金に入金されたときの仕訳
(借方)普通預金 800,000 (貸方) 前受収益 800,000
仮受消費税
仮受消費税(かりうけしょうひぜい)とは、売上の計上や固定資産の
売却などにかかる消費税を処理するための科目です。
『例 題』
1.商品代金5万2千5百円を現金で受取り、税抜き処理で計上したときの仕訳
(借方)現金 52,500 (貸方) 売上 50,000
仮受消費税 2,500
仮受金
仮受金(かりうけきん)とは、入金があったものの内容が不明なものや
未確定のものや内容がわかっていても金額が確定していないものを一時的に
処理するための科目です。
『例 題』
1.取引先から15万円が普通預金に入金になったがその内容が不明なときの仕訳
(借方)普通預金 150,000 (貸方) 仮受金 150,000
預り金
預り金(あずかりきん)とは、従業員や取引先から一時的に預かったお金で、
納付するときまでの間負債に計上します。
『例 題』
1.従業員の給料100万円を支払う際に、源泉税12万円を差引いて現金で
支払ったときの仕訳
(借方)給与手当 1,000,000 (貸方) 現金 880,000
源泉所得税預り金 120,000
(預り金とするところもあり)
未払金
未払金(みばらいきん)とは、物品の購入やサービスなど
本来の営業取引ではない取引によって発生した債務のことで、
そのため買掛金と区別して取扱われます。
『例 題』
1.営業車を購入し代金180万円は翌月末払いとしたときの仕訳
(借方)車両運搬具 1,800,000 (貸方) 未払金 1,800,000
短期借入金
短期借入金(たんきかりいれきん)とは、銀行や取引先、
役員などからの借入金のうち返済期限が1年以内の借入金のことです。
『例 題』
1.銀行から100万円を半年返済で借入を行い、普通預金に入金したときの仕訳
(借方) 普通預金 1,000,000 (貸方) 短期借入金 1,000,000
前受金
前受金(まえうけきん)とは、営業目的で販売した商品や製品、
サービス代金の一部又は全額を先に受取ったときの手付金や内金のことです。
『例 題』
1.得意先より手付金として現金10万円を受取ったときの仕訳
(借方) 現金 100,000 (貸方) 前受金 100,000
買掛金
買掛金(かいかけきん)とは、本来の営業取引にかかわる商品や原材料をを購入する際の
未払い代金のことです。
『例 題』
1. 商品を30万円を仕入、代金は掛け払いとしたときの仕訳
(借方)仕入 300,000 (貸方) 買掛金 300,000
支払手形
支払手形(しはらいてがた)とは、営業取引をおこなった場合に発生する買掛金や
仕入代金などを支払うために振出した約束手形や為替手形のことです。
『例 題』
1.A社にたいする買掛金50万円を支払うために約束手形を振出したときの仕訳
(借方) 買掛金 500,000 (貸方) 支払手形 500,000
負債
負債(ふさい)とは、法律上の債務に含まれるもの
借入金や買掛金などの確定債務
退職給与引当金などの条件付債務
法人税等引当金などの金額不確定債務 など
合理的な期間損益計算の観点から負債に含まれるもの
修繕引当金 など
固定負債
決算日から起算して返済期日が1年を超える長期の負債と、1年以内に
取り崩されない長期負債性引当金のこと。
流動負債
現金の支払いや商品・役務の引渡しなど比較的短期間内に弁済、
又は前受収益の当期収益への繰入れなどの決済がされるべき負債のこと。